モニタースタンド、ヘッドホンスタンド、充電器、小物トレイ。欲しい機能を一つずつ買い足していった結果、気づけばデスクの上はメーカーもデザインもバラバラな寄せ集めになっている。統一感がないだけでなく、いちいち置き場所を探す時間まで積み重なっている。

そしてもう一つ、目に見えない方の問題もある。会議が続いた午後、なんとなく頭がぼんやりする。それを寝不足やコーヒー切れのせいだと思っている人は多いが、実は締め切った部屋のCO2濃度が上がっているだけ、ということも珍しくない。

Focus Gap(フォーカス・ギャップ)は、その両方——見える散らかりと、見えない空気の問題——を、磁石で繋がる8つのモジュールにまとめて解決するモジュラー式デスクシステムだ。

見た目も、繋ぎ方も、あとから足せる

各モジュールは、単体の家電としてではなく「同じシステムの一部」として設計されている。モニタースタンド、ヘッドホンスタンド、3-in-1ワイヤレス充電器、縦置きノートPCスタンド、トレイ、プランターポット、そしてCO2モニター。素材はアルマイト加工のアルミニウムとウォールナット材で統一され、底面同士が磁石で吸い付くように繋がる仕組みだ。買い足すたびにデスクの統一感が崩れていく、という心配をしなくていい。

Photo: Kickstarterより引用(製品提供元)

「なんとなく頭が重い」の正体は、空気かもしれない

Focus Gapの核になっているのが、CO2モニターモジュールだ。SCD40というセンサーがCO2濃度をリアルタイムで計測し、SGP41がVOCやNOxまで拾い、SHT40が温度・湿度を測る。締め切った部屋で長時間作業していると、CO2濃度はじわじわと上昇していく。窓を開けるタイミングを教えてくれるのが、このモジュールの役目だ。

「集中力が落ちてきた」と感じたとき、その原因を寝不足や気合いのせいにしてしまいがちな人も多いはずだ。実はその日、部屋の空気そのものが薄くなっていただけかもしれない——そう考えると、部屋の空気を数字で確認できるということ自体が、ちょっとした発見になる。専用アプリと連携すれば、外の空気の汚れ具合まで教えてくれ、「窓を開けてもかえって逆効果」というタイミングまで警告してくれる。

Photo: Kickstarterより引用(製品提供元)

磁石で繋がる、8つのモジュール

モニタースタンドは2段⇄1段をあとから切り替えられる。ヘッドホンスタンドは幅広いカーブでヘッドバンドを支え、滑り止め底面でぐらつかない。3-in-1ワイヤレス充電器はスマホ・イヤホン・スマートウォッチをまとめて充電する。縦置きノートPCスタンドは、使わないノートPCを立てて収納する。どれも単体としても使えるが、真価が出るのは組み合わせたときだ。底面の磁気ドックは共通規格になっていて、トレイの代わりに充電器を挿す、といった入れ替えもそのままできる。

Photo: Kickstarterより引用(製品提供元)

モニタースタンドで、デスクの奥行きを稼ぐ

モニターの下は、地味に無駄になりやすいスペースだ。モニタースタンドは2段のシェルフを画面の下に作り、キーボードやSSD、ケーブル類の置き場所に変える。2段が窮屈に感じたら、上段だけ外して1段仕様に戻せる。ソフトタッチの内張りがあるので、ガジェットを雑に置いても傷がつきにくい。ヘッドホンスタンドとノートPCスタンドを並べれば、デスクの上のものひとつひとつに「置き場所」が生まれ、探し物をする回数そのものが減っていく。

ヘッドホンスタンド・ノートPCスタンド・モニタースタンドを組み合わせたデスク
Photo: Kickstarterより引用(製品提供元)

バラバラに買い揃えるのと、何が違うのか

「結局、モニタースタンドも充電器もヘッドホンスタンドも、それぞれ別に買えばいいのでは」という声にも正直に答えておきたい。ばらばらに買うと、素材もデザインも高さも揃わず、配線もそれぞれ独立したままになりがちだ。祈るような気持ちで見た目が揃うのを願うか、諦めて統一感を捨てるか、くらいの選択肢しかなかった。

個別に買い揃える Focus Gap
素材・デザイン ブランドごとにバラバラ ウォールナット×アルミで統一
拡張性 増えるたびに配置を考え直す 共通の磁気ドックで後から入れ替え・追加
部屋の空気 把握できない CO2モニターで常時可視化

価格・配送・注意点

Kickstarterでの支援価格は、CO2モニター単体99ドル(約15,840円〜)、CO2モニター+3-in-1ワイヤレス充電器+ダブルトレイの早割「Smart Core」189ドル、モニタースタンド・ノートPCスタンド・ヘッドホンスタンド・トレイの早割「Desk Essentials」239ドル、8モジュール全部入りのフルセットが48時間限定の特別価格399ドル(通常699ドルから300ドルオフ、送料無料)などから選べる。より安価な早期割引枠の多くはすでに終了している。

配送先は世界各国に対応。配達予定は2027年1月。

目標額は5,000ドルとごく小さく、すでに2万2,000ドル以上を調達済み(達成率は459%超、支援者54人)。All or Nothing方式のため、締切(2026年9月23日)までにこの状態が続けば支援は確定する見込みだが、最終的な確定は締切時点での結果による。

情報源: Kickstarterページ(2026年9月3日時点)。円換算は参考レート(1ドル=160円)による目安。実際の支援価格・送料・発送時期は変動する可能性があるため、支援前に必ず公式ページで確認を。