ユニクロで買った無地Tシャツ、去年も一昨年も買い替えた気がする。首元は伸び、色は褪せ、生地はへたる。「安いから」で選んだ普段着が、結局いちばん頻繁に買い直す羽目になっていないだろうか。
在宅勤務の日も、近所への外出も、部屋着としても。一番着る頻度が高いのに、一番早くダメになるのが「普段着」というジャンルだ。
速乾・防臭・ストレッチ――高機能をうたう普段着は増えたが、結局は数回の洗濯でヨレて、首元がだらしなく伸びて、1年も経てば「部屋着落ち」する。そしてまた同じような1枚を買い足す。この繰り返しに、心当たりがある人は多いはずだ。
名古屋・三河地方で100年以上続く織物メーカーDaimaru Co.は、この「安いから買う→すぐダメになる→また買う」というサイクルそのものに疑問を投げかけた。答えは新素材ではなく、江戸時代から続く伝統織物にあった。

「三河木綿」という、着るほど育つ生地
三河木綿は、愛知県三河地方で1596〜1615年頃(江戸時代初期)から受け継がれてきた伝統的な綿織物だ。厳選した綿花と、緻密な織りの技術を組み合わせてつくられる。
この生地の最大の特徴は「洗うほど、着るほど柔らかくなる」ことにある。買った瞬間がピークではなく、そこから育っていく生地だ。丈夫な織り目と天然の通気性を持ち合わせているため、型崩れしにくく、長く着てもへたりにくい。
サイドに入る「三河縞」と呼ばれるストライプ柄は、江戸時代から三河地方で織られてきた伝統的な縞模様だという。シンプルなシルエットに、さりげなく日本の織物文化を宿している。

生活が変わる3つのポイント
1. 「今年も買い替え」のサイクルから抜け出せる
安価な普段着を年に何度も買い替える生活は、一見コスパが良さそうで、実は地味に出費がかさむ。三河木綿は使うほど風合いが増していく生地のため、「劣化する前提で買い替える」のではなく「育てながら長く着る」という発想に切り替えられる。
2. シャツとパンツ、どちらも縫製は日本製
裁断から縫製、最終検品まで、すべて日本の職人の手によって行われる。カジュアルなセットアップとして、シャツとパンツを揃いの生地・色で着られるため、部屋着にもちょっとした外出着にもそのまま使い回せる。
3. 一年を通して着られる快適さ
三河木綿は天然の通気性を持ち、暑い時期は涼しく、季節が変わっても快適に着られるという。デスクワーク中心の生活でも、汗ばむ季節でも、着心地の良さが続く。
一般的なファストファッションの普段着と何が違うのか
| 一般的な普段着(化学繊維・低価格帯) | Mikawa Cotton(シャツ・パンツ) | |
| 素材 | ポリエステル混紡が中心 | 三河木綿100%(綿) |
| 経年変化 | 洗うほどヘタる | 洗うほど柔らかくなる |
| 生産 | 海外の大量生産が中心 | 日本国内で裁断・縫製 |
| デザイン | シーズンで入れ替わりがち | 三河縞など伝統柄を採用した定番デザイン |
| 買い替え頻度 | 1年程度で買い替えがち | 長く着る前提の設計 |
生地の経年変化には個体差があり、洗濯方法によっても風合いの出方は変わる。
創業100年、三河の地で織物と向き合ってきたメーカー
Daimaru Co., Ltd.は1926年創業、愛知県三河地方を拠点とする4代目の織物メーカーだ。100年以上にわたり織物・編物製品の製造・販売を行い、地元の織り手や縫製工場、職人たちと連携しながら、正統派の三河木綿を使った製品づくりを続けてきている。
Kickstarterでのプロジェクトはこれが2回目で、前回のキャンペーンでは世界中のバッカーから反響が寄せられたという。今回はその経験を踏まえ、より多くの人に三河木綿の魅力を届けようというプロジェクトだ。素材から縫製までを人の手で行っているため、AIはページ制作時の構成や英文コピーの補助にのみ使われ、製品そのものはすべて日本製・人の手によるものだと明記されている。
価格・配送・注意点
早期割引の「Mikawa Cotton Set」(シャツ+パンツ)は20%オフの29,040円(記事執筆時点で30%オフの早割枠は完売)。シャツ単体は15,675円〜(25%オフ)、パンツ単体は11,550円〜(25%オフ)から用意されている。カラーは Sumi Black・Indigo Blue・Forest Green の3色から、キャンペーン終了後のアンケートで選択する(三河縞柄はブラックのパンツのみ)。
配送は世界各国に対応。米国向けはDDP(関税込み)で発送されるが、それ以外の国・地域はDDU/DAP、つまり関税や消費税、現地の手数料が別途発生する可能性がある。日本での受け取り時の実費については、支援前にKickstarterページで最新の配送条件を確認してほしい。
お届け予定は2027年1月〜2月。キャンペーンは2026年10月11日22時(日本時間)締切のAll or Nothing方式で、記事執筆時点ですでに目標金額の1000%を超えて達成しているが、これはあくまで現時点の状況であり、最終的な生産・配送スケジュールを確約するものではない点には注意したい。素材調達や製造スケジュールの都合で、生産に影響が出る可能性がある点もクリエイター自身が言及している。


