オフィスの電子レンジの前に列ができていて、結局待ちきれずぬるいままの弁当を食べたことがある人は多いはずだ。かといって毎日コンビニ弁当というのも、財布にも献立にも代わり映えがない。
自分で作ったお弁当を持っていっても、昼までに冷めてしまう。サラダやヨーグルトを持っていっても、午前中のうちに常温に戻ってしまう。
LunchOn(ランチオン)は、そのどちらの悩みも、ペルチェ技術で「温める」と「冷やす」を1台で切り替えられるスマート弁当箱で解決する。

温めも、冷やしも、同じ1台で
LunchOnは本体の底面全体を使って、食事を最大80℃まで温めるか、最低-2℃まで冷やすかを選べる。電子レンジも冷蔵庫も使わない。ディスプレイかスマホアプリで温度を選ぶだけでいい。設定した温度をキープし続ける「サーモスモード」もあるので、温め終わった後に席を離れても、食べる頃にはちょうどいい温度のままになっている。
なぜ電源なしで「温め」と「冷やし」の両方ができるのか
LunchOnの心臓部にあるのはペルチェ素子と呼ばれる半導体だ。電気を流すと、片面が熱くなり、もう片面が冷たくなるという性質を持つ。極性を入れ替えれば、熱くなる面と冷たくなる面が入れ替わる。つまり、部品を増やさなくても「温める」と「冷やす」を1つの仕組みで両立できる。LunchOnは、この性質を弁当箱の底面に応用している。
コンセントを探さなくていい
LunchOn本体には25,000mAhの着脱式バッテリーが内蔵されていて、コンセントがない場所でも温め・冷やしができる。バッテリーは取り外せば、そのままスマホやノートPCに給電できる高出力のモバイルバッテリーとしても使える。デスクでは充電ハブとして、外出先ではモバイルバッテリーとして、と役割を切り替えられる。容量はあえて92.5Whに抑えられていて、機内持ち込みリチウムバッテリーの一般的な上限(100Wh)を下回るよう設計されているという。

3段のモジュラー弁当箱、カトラリーも内蔵
弁当箱部分は大(約1,200ml)・中(約800ml)・小(約400ml)の3つの容器に分かれていて、必要な分だけ組み合わせて使える。フォーク・スプーン・ナイフも本体に内蔵されているので、カトラリーを忘れる心配もない。食洗機対応のセラミック容器で、食後は容器だけ取り外して丸洗いできる。

コンビニ弁当や共用の電子レンジと、何が違うのか
「結局、コンビニで買うか、オフィスのレンジを使えばいいのでは」という声にも正直に答えておきたい。コンビニ弁当は積み重なると出費が地味に大きく、レンジは行列や順番待ちがつきまとう。
| コンビニ弁当・共用レンジ | LunchOn | |
| 温度管理 | レンジの順番待ち、冷めたら終わり | 温め・冷やし・保温を自分のタイミングで |
| 献立の自由度 | 売っているものから選ぶ | 自分で作ったものを持っていける |
| 持ち歩き | カトラリー・保冷剤が別途必要 | カトラリー内蔵、バッテリーで単体完結 |
価格・配送・注意点
Kickstarterでの支援価格は、早割99ドル(約15,840円〜が目安)、ディバイダー付きの「Essentials」109ドル、100W急速充電セットの「Power Bundle」139ドルなどから選べる。予備バッテリーとトラベルバッグが付く「Back to School Bundle」159ドルも人気で、すでに残りわずかとなっている。
配送先は世界各国に対応。配達予定は2027年1月。
目標額は1万ドルとごく小さく、すでに7万3,000ドル以上を調達済み(達成率は732%超、支援者407人)。All or Nothing方式のため、締切(2026年10月6日)までにこの状態が続けば支援は確定する見込みだが、最終的な確定は締切時点での結果による。
情報源: Kickstarterページ(2026年9月3日時点)。円換算は参考レート(1ドル=160円)による目安。実際の支援価格・送料・発送時期は変動する可能性があるため、支援前に必ず公式ページで確認を。


