ノートPCを開いたまま、資料とチャットとブラウザを同時に開こうとして、画面の狭さに手が止まる。カフェの小さなテーブルでは、外部モニターを広げる余地もない。会議室でスマホの写真をみんなに見せようとして、小さな画面を覗き込ませることになり、地味に気まずい。一つひとつは大した問題じゃない。でも、その「ちょっと窮屈」が一日に何度も積み重なると、いつの間にか無視できないストレスになっている。
4URPC(フォーユーアールピーシー)は、その窮屈さを、ケーブルも電源アダプターも持ち歩かずに解消する15.6インチのワイヤレスタッチスクリーンモニターだ。
電源を探さなくていい、ケーブルを挿さなくていい
従来の携帯モニターは、結局モバイルバッテリーとHDMIケーブル、USB-Cケーブルを一緒に鞄に詰め込むことになりがちだった。せっかく軽いモニターを選んでも、付属品まで含めるとそれなりの重さと配線の煩わしさが残る。4URPCは4,000mAhのバッテリーを内蔵しているため、外部電源なしでそのまま使い始められる。電源を探して回る、コンセントの空きを気にする、という作業自体が要らなくなる。

スマホの画面を、そのままケーブルなしで大きく映す
4URPC最大の特徴は、P2Pワイヤレスでのミラーリングに対応していること。iPhoneやAndroidの画面を、ケーブルを挿さずにそのまま15.6インチへ映せる。しかも一方通行ではなく、逆にモニター側のタッチスクリーンからスマホを操作できる「リバースタッチコントロール」まで備えている。難しい設定は要らない。スマホをつなぐだけで、画面がそのまま大きくなる感覚に近い。
YouTubeやNetflix、Huluなどの対応アプリなら、Wi-Fi接続後にアプリ内の「TV Cast」アイコンをタップするだけでキャストできる。会議室でスマホの画面をみんなに覗き込ませた経験がある人なら、この感覚はわかるはずだ。

ノートPCの「二画面目」にもなる
有線接続に切り替えれば、ノートPCの拡張ディスプレイとしても使える。メインの作業はノートPCの画面で、資料やチャット、参考動画は4URPCへドラッグして逃がす。タッチスクリーンなので、拡張した画面側も指でそのまま操作できる。ウィンドウを何度も切り替える手間が減るだけで、作業のリズムは意外と変わる。
縦にも、横にも、その場で切り替えられる
動画やプレゼン、ゲームは横向きが見やすい。一方でSNSやドキュメント、縦長のWebページは、縦向きの方が読みやすい。4URPCは、この向きをその場でぱっと切り替えられる。複雑な設定はなく、置き方を変えるだけでいい。

12mm、1kg未満という薄さ
本体は厚さ12mm、重さは1,000g未満。ノートPC用のバッグやリュックの隙間に、無理なく収まる薄さだ。デスクに置いたときも場所を取りすぎず、カフェの小さなテーブルでも、資料の隣にもう1枚画面を置ける余地が生まれる。

ノートPCの画面だけ、有線モバイルモニターと何が違うのか
「結局、ノートPCの画面だけで足りるのでは」という声も聞こえてきそうなので、正直に比較しておく。
| ノートPCの画面だけ | 従来の有線モバイルモニター | 4URPC | |
| 画面を増やすには | 増やせない | ケーブル+電源が別途必要なことが多い | ワイヤレスでスマホ画面をそのまま拡張 |
| 電源 | 本体のバッテリーのみ | 外部電源が必要な機種が多い | 4,000mAh内蔵、電源なしで駆動 |
| 持ち運び | PCのみ | ケーブル・電源一式が増えがち | 12mm・1kg未満で1枚追加するだけ |
これが6作目、という実績
開発元の4URPCは、PC周辺機器専門のチームとして今回が6作目のKickstarterプロジェクト。これまでのプロジェクトも配送を完了させており、60カ国以上・1万社以上・年間50万人以上のユーザーに製品を届けてきたという。ワイヤレス伝送の技術を積み重ねてきたチームが、その延長線上で「モニターそのもの」を作ったのが4URPCという位置づけだ。
付属の電源アダプターはUS・EU・AU・UKの4タイプから選ぶ方式で、プロジェクト終了後のアンケートで選択する。日本のコンセントはUSと同じAタイプのため実用上は大きな問題になりにくいが、電圧や認証まわりの詳細は公式ページに明記されていないため、支援前に確認しておきたい。
価格・配送・注意点
Kickstarterでの支援価格は、数量限定の早割199ドル(通常予定399ドルから約50%オフ、残りわずか)、219ドル(通常予定399ドルから約45%オフ)、以降は複数台セットの超早割として1台239ドル、2台セット389ドル、3台セット579ドル(いずれも約38,240円〜が目安)。配送先は世界各国に対応しており、配達予定は2026年12月。追加送料や関税など詳細はKickstarterの決済画面・アンケートで確認できる。
目標額は3,998ドルとごく小さく、すでに9万ドル以上を調達済み(達成率は2,300%超)。All or Nothing方式のため、締切(2026年10月1日)までにこの状態が続けば支援は確定する見込みだが、最終的な確定は締切時点での結果による。
情報源: Kickstarterページ(2026年9月3日時点)。円換算は参考レート(1ドル=160円)による目安。実際の支援価格・送料・発送時期は変動する可能性があるため、支援前に必ず公式ページで確認を。


